なぜか上手くいかない。原因はわかっているつもりだけど改善できない。
こういうことは、よくありますよね。
特に仕事は単純ではなく、複雑になっていることが多い。
大事なのは、問題を単純に切り分けること。問題の本質を掴むことです。
言葉で言うには簡単ですが、非常に難しい。そんな時に、使えるのがMECEとなぜなぜ分析。この二つは非常に大切で便利なので、当サイトでも紹介します。
MECEで、問題を単純に!
複雑な事象が絡み合っているとき、単純に切り分ける助けをしてくれるのがMECEです。
MECEとは、Mutually Exclusive Collecticely Exhaustive の頭文字をとったものです。
訳すと「重複なくモレがなく」という意味です。
例えば従業員へ職場の満足度調査をしようとします。
正社員・アルバイトというわけ方をするとした時、契約社員がいればモレが発生してしまいます。
モレが発生してしまうと、キチンと全員に調査が行き渡っていないということなので問題ですよね。
新卒社員 勤続3年未満の社員 勤続3年以上の社員というわけ方をしたときは、
新卒社員は勤続3年未満でもありますし、ダブりが発生してしまいます。
ダブりが発生すると、問題の焦点がボケてしまいます。 新卒社員の満足度が高く、勤続3年未満は平均レベルだった場合、新卒社員の満足度が高かったから平均レベルだったのかわからなくなってしまいます。
正しくは、以下の画像のようにモレなくダブりなく分けつつ、分けたらさらに分けて、 それぞれの問題が、モレなくダブりなくそして単純になることが重要です。 ※例では画像の大きさを考慮し、非正規と単純に分けています。
モレなくダブりなく分ける方法は、フレームワークは3C分析、SWOT分析など手法があります。
それぞれは今後解説していきます。
なぜなぜ分析
問題点が見つかったら、どう改善していくかが重要です。
その際には、その問題の本質を掴むことが必要です。
本質を掴むにはもう決まり文句である「なぜ?」と疑問を投げかけていきます。
そして、これ以上分析しようがないほど、なぜと繰り返していくことが「なぜなぜ分析」です。
MECE分析で、正社員勤続2年~3年目の満足度だけがとても低かったとする。
この結果を見て「2~3年目の人の待遇を良くしよう!」と安易に解決策を決め付けてはいけません。
なぜ、この人たちだけが満足度低いのかを考えなければいけません。
実際にこの人たちに意見を聞いて「仕事がキツい」という人が圧倒的に多かったとする。
仕事がキツい
↓
なぜ?:残業時間が長かった
↓
解決方法:残業時間を減らそう
これでは、他の人たちに仕事が分配されて全体的な満足度が下がるかもしれません。 そして、なぜこの人たちの残業時間が長かったのかまだまだ、疑問が残ります。 これ以上なぜといえないところまで分析してみます。
残業時間が長かった
↓
なぜ?:仕事が詰まることが多い。
↓
なぜ?:1年目ではなかった新しい仕事が追加されたため。
↓
なぜ、新しい仕事は詰まるのか:新卒と違いマニュアルがなかった
↓
マニュアルを作ると解決できるかも?
いかがでしょうか。なぜなぜと、深く分析していくと本当の問題の姿が見えてきます。
何か問題がみえたら常に「なぜ?」「なぜ?」と考える癖を付けるようにするとよいでしょう。
また、ビジネススキルについては、下記のサイトにて随時更新しています。
当記事よりグレードアップしているかと思います(笑)
0コメント