デザイン思考で、ソリューションを、イノベーションを。
全くわからない。
私はデザイン思考についてのセミナーに参加したことがありますが、聞いても聞いても結局なんだかわからない。仕舞には、私がやっていたことがデザイン思考なんだと後で気づいた。という方もいました。
結局全く持ってわからない。様々な記事を読んでみてもさっぱりわからない。恐らく、明確な答えを持っている人はいないと思います。だからこそ当記事では、デザイナーとマーケティングの経験のある私なりの解釈についてお伝えします。
論理思考とデザイン思考でデザインしてみる。
百聞は一見にしかず。それぞれの思考でデザインしてみます。「今だけ限定○○セール。1,980→1480円○○ストア」という内容で広告を作るとします。
論理思考だと
「セールは、今までの売り上げデータから赤文字が良い。値段は黄色文字で赤いふちを付けるとデータがいい。あとはデータがないからそのまま。※これらは適当です。」
極端ではありますが、もう少し理屈を追加して行うのが論理思考。データやロジカルで説明できる内容を実行していく。説明できないところは、リスクを避けるために行わない。
変ですよね・・・。
変だけど、これが会社だと普通に起きてしまいます。この商品は、これこれこういう理由で○○には向かないからターゲットにしない。論理的な説明が出来ないなら、この企画は白紙など。
デザイン思考だと
デザインも、全ての要素が説明できないといけないというように、一定の論理思考は重要ですが、それ以上に読みやすさ・見た目のよさが問われます。
例のように、セールのクワク感を出すために背景を入れてみたり、数字が目に行きやすいように帯を入れてみるなど、感覚的なところを大事にしていきます。※例が適当すぎてすみません。
つまり、論理的ではなくて感覚的。つまり人間中心に考えることが重要です。
デザイン思考をビジネスに活かすには。
日本の携帯電話業界にて、ガラケーの開発ばかりしていたらiPhoneにあっという間に座を明け渡されたときも、機能や性能を向上指定いくだけ。恐らく論理的に説明できることばかりを進めていたからではないでしょうか。
iPodは、「1000曲をポケットに」というコンセプトで誕生しました。
このような、人間中心(感覚的)の考え方が大きなイノベーションにつながりました。
今日、マーケティングを行っていくうえで重要なのは、分析力・論理思考も重要ですが、私たち自身が人間的にどう感じるか。これが重要だと思います。
デザイン思考はどうやったら極められるの?
デザイン、デザインと連呼していますが、デザインを勉強しても、デザイン思考は身に付かないと思います。なぜなら、勉強した時点で論理的になるからです。
大事なのは、常日頃、こうだったら便利なのに、こうだったら楽しいのになど、些細なことで感じる自分の心の声をキャッチアップすることです。
一つの車をシェアできたら。隙間時間に誰かとつながれたら。入らないと思えるものを簡単に売ることが出来たら。どれも、大きなビジネスになっていますが、ちょっとした皆さんの心の中にあった声ではないでしょうか。
本当に複雑な社会。論理思考もとても重要ですが、人間中心のデザイン思考は、日に日に重要性を増していきます。心の声・・・「心のコンパスにしたがうのじゃ」※私の好きなディズニーシーのアトラクションでおじいさんがいうセリフです。
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